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1その1「買う」のと「借りる」のはどっちが得なの?
住宅購入動機のなかで、「家賃を支払うのがもったいない」という理由を挙げる方が数多くいます。それに加えて最近では「家賃より住宅ローンのほうが安い」という理由も増えています。
確かに、家賃は期間限定で「住宅を利用する」権利を持つための対価であって、いくら支払っても所有することが出来ず、家賃が戻ってくることはありません。また、低金利の現在では、家賃よりも安いローンで同規模のマンションに住むことができます。
では、単純に「買う」ほうが得なのでしょうか。
まずは資金面での比較をしてみます。
「買う」
豊中駅徒歩10分、3LDK、専有面積70㎡ 2,000万円のマンションの場合
諸費用が約150万円、総額2,150万円
自己資金0円で2,150万円の借入(35年返済、金利2.475%)
→月々返済約76,600円
上記に管理費等(約1.8万円)、駐車場代(約1.4万円)固定資産税等(約0.9万円)を含めると月々約117,600円の支払いになります。
35年での支払い総額は約4,940万円です。
36年目からは住宅ローン以外の約41,000円が月々の支払いになります。
それとお住まいは「資産」に変わっています。
「借りる」
上記と同規模のマンションを賃貸で考えると、賃料設定11万円/月あたりが目安です。これに駐車場代1.4万円を含めると月々12.4万円の支払いです。
35年での支払い総額は5,210万円です。
36年目からも支払額は変わりません。
そして「資産」はありません。
金利優遇なし、固定資産税評価減なし、賃貸の礼金等なしで算出しましたので、実際はもっと「買う」が得になります。
資金面以外ではどうでしょうか。「買う」場合のメリットとして、「大家さんに気兼ねする必要が無い」「リフォームが自由」「将来立ち退く心配が無い」ことを挙げることができます。デメリットとしては、その不動産の拘束されてしまうことを挙げることが出来ます。住宅ローンが残っている場合などは買い替えの際、足かせになる場合もあります。
結論:資金面では「買う」方が大幅に得。短い期間で引越す場合は住宅ローンが足かせになるので注意。