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9その9 中古マンションのリフォームってどこまで可能なの?
マンションは「共有部分」と「専有部分」に分かれおり、リフォームが可能な範囲は「専有部分」です。ここで気を付けないといけないのが、ベランダ、玄関ドア、窓サッシは共用部分となり、原則リフォームは出来ないことです。
ベランダは「避難経路」の役割も担っていますので、物置などの構造物の設置は原則出来ません。本格的なガーデニングをする場合でも管理組合の承認が必要なケースがあります。
また、専有部分内であっても壁や梁などの構造躯体には穴を開けたりすることは出来ません。大がかりなマンションリフォームを行う場合には注意が必要です。
フローリングへのリフォームは、下の階への配慮から、管理組合の許可、階下の所有者の許可を必要とする場合があります。遮音等級L-45以上などの指定がある場合もあります。
最近の相談で多いのがIHクッキングヒーターの設置です。物理的には可能ですが、専用電源を引く必要がある場合、電気容量をアップしようとしても、マンション全体の容量の関係で出来ないことがありますので、事前にチェックが必要です。
床暖房の設置は、ガス給湯の温水式にしろ、電気式にしろ大がかりな工事になります。リフォーム業者と管理組合に事前確認が必要です。
エアコンの設置については、エアコン専用のスリーブ(穴)がないと不可能です。築年数が古いマンションでは廊下側の居室にスリーブがないケースもありますのでチェックが必要です。
その他、建物の構造や管理組合の方針によってはバリアフリーへの変更、キッチンの移設が不可能な場合などもあります。
希望のリフォームが出来なかったら大変ですので、予め担当者と相談しましょう。